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フィツカラルド

フィツカラルド.jpg

フィツカラルド。

この映画は、よく遊びに来てくれるびんとろ氏のブログで紹介されていた。

ドイツ映画はあまり観たことがなかったので、興味が沸き立ち

DVD屋さんに行く度に気にはしていて、探し求めていたものだ。

先日、府中の新星堂でやっと見つけ、早速購入した。

とにかく、凄い映画だ。感動という言葉では明らかに表現不足。

スケールも役者も……恐るべしドイツ映画、と改めて思った。

びんとろ殿、凄い映画、ありがとう。

 

時代背景は19世紀末の南米ペルー。

白人が現地人を使ってアマゾン川流域でゴムを採り、ヨーロッパや合衆国に

売り捌いては大儲けしている時代。

そんな白人の一人フィツカラルド(クラウス・キンスキー)はジャングルの奥地で

線路を敷き鉄道会社を経営しようとしたが、見事に失敗。

貧しさのどん底の中で、科学反応を利用して氷を作り、販売してどうにか

暮らしていた。町の有力者達からは変人扱いされている。

また、彼は熱狂的なオペラのファンであった。彼の住む場所からカヌーで

3日かかる町まで見に行くというぐらいのファンだ。

その彼が、アマゾンのジャングルの中にオペラ・ハウスを建設するという夢に

とりつかれた。意味も商業的な試算もなにもない。

ただ、オペラが好き、だからジャングルの中にオペラ・ハウスを建てて

有名な歌手を呼んで聴きたい……だけなのだ。

彼はそのあまりにも無謀な計画にのめり込んでいく。

 

その計画には膨大な金が必要だ。彼も金を生むためにゴムの生産と販売に着手する。

ゴムの木が数千本と生えている土地をまずペルー政府から購入。

金は、幸いにも彼を愛している娼婦館のオーナー、

モリー(クラウディア・カルデナーレ)が用意した。

そして、採れたゴムを運ぶための300トンの船を購入。

順調に金を得るまでの準備が整いつつあったが、しかし、難問もあった。

それは、ペルー政府から購入した土地の近くを流れているウカヤリ川は、

途中沈んだものは浮かばないという滝とカヌーでさえ漕ぐことは困難な激流、

ポンゴの瀬があり、全ての船は通過することが出来ない。

その先に彼の土地があるのだ。

だから未開の地で野生のゴムの木が採り放題なのだが、誰も近づけないでいた。

地図を睨みつけるフィツカラルド。そのウカヤリ川はアマゾン川からの支流で、

平行してもう一本パチテア川が流れている。

そのパチテア川を上流まで遡りウカヤリ川と再接近している地点で、船の山越えを考えついた。

そして、ウカヤリ川に船を浮かべて少し下流に行けばフィツカラルドの夢を生む土地がある。

早速、実行に移す。

船の乗組員と船長を募り、ボロ船を修復して処女航海に出た。

 

パチテア川流域には現地の首狩族が生息している。

以前、宣教師が何人か足を踏み入れ、彼等の首のミイラが見つかったところだ。

途中、あまりの恐怖に乗組員がほとんど遁走してしまう。

フィツカラルド、船長、機関士、コックの四人だけが船に残った。

目的の地を目前にして、フィツカラルドは計画を断念しようとした。

 

彼は何気なく、船の上から後ろを振り返ると首狩族が無数に後をつけてくる。

若い酋長が乗船してきて、フィツカラルドの手を触る。

どうやら、この巨大な船は天から降りてきた神の船と思っているらしい。

その神の船に乗ると永久の命を手にできる…そういう神話を彼等は頑なに信じていたのだ。

フィツカラルドはだめもとで、言葉が辛うじて理解するコックに、船の山越えを手伝えと言わせた。

いとも簡単に、首狩族はその申し出に応じた。

再び、フィツカラルドのとんでもない計画が現実味を帯び、実行へと漕ぎ出した。

目的の地に着き、数百人の首狩族が、まずは山の草を刈り取る。

木を伐採し大木を切り倒し、ダイナマイトで地を均して遂に300トンの船を川から引き上げた……

 

人から変人と呼ばれようと、金が無かろうと、命がかかろうと、どん底にいようと、

そんなことは頓着せずに自分の計画に邁進するフィツカラルドに深い感銘を受け、魅力を感じた。

また、フィツカラルド役のクラウス・キンスキーの鬼気迫る狂気的な怪演が光り輝く。

フィツカラルドとは、「フィッツジェラルド」のことだが、現地では発音ができずに

フィツカラルドとなったらしい。

この映画の主役は本来、ジャック・ニコルソンだったようだ。

彼が降り、次いでウォーレン・オーツが降り、続いてジェイソン・ロバーツに決まったが、

撮影中に赤痢にかかり、またもや交代。最後にクラウス・キンスキーとなった。

そのへんも曰く付きの裏話。

監督のヴェルナー・ヘルツォークは、勉強不足のため恥ずかしながら

私にとって未知の監督だった。

解説を読むかぎり何本かの映画を撮り、鬼才ぶりを発揮しているらしい。

この映画の凄い見所のひとつは、320トンの船を本当に山越えさせたことだ。

CGでもミニチュアでもなくドキュメンタリータッチで本物が描かれている。

撮影助手の何人かは撮影途中で事故に巻き込まれ大怪我をしたという。

その迫力ある映像は、この映画を観た人にしか分からないだろう。

クラウディア・カルデナーレの、大人の艶ある演技もよかった。

 

ちなみに本編主役のクラウス・キンスキーは

美貌女優で有名なナターシャ・キンスキーの実父でもある。

 

1981年、ドイツ。ヴェルナー・ヘルツォーク監督。

 

コメント

作左右衛門殿、ご覧になられましたか。ラストシーンのクラウス・キンスキーの微笑はステキですよね。私はあの映画を観た後、葉巻を買ってマネをした思い出があります。テヘ。あんな笑顔を持ちたいものです。今でもあの映画のポスターを部屋に飾ってあります。凄まじい力作でしたネ。(^^)
by: びんとろ * 2006/06/11 23:09 * URL [ 編集] | UP↑
びんとろ殿
はい、やっと観ることができました。
思った以上の大作でした。
確かに、失敗はしたけれど
やりきったという、男の笑顔には
魅せられました。葉巻も旨そうでした。
今度はヘルツォーク&キンスキーのコンビのデビュー作
「アギーレ・神の怒り」を
観ようかと思っておりまするi-236
by: 作左 * 2006/06/12 10:12 * URL [ 編集] | UP↑

前の作さんの映画コーナーでこの映画紹介あったよね。アマゾンでオペラハウス。印象に残ってます。アドベンチャーありで、興味そそられるなあ
by: Omichan * 2006/06/12 16:50 * URL [ 編集] | UP↑
Omichan殿
ブー!i-237
最初に登場したのは、びんとろ殿のブログです。
で、そのときから気になっていた映画だったので
探してました~
先日やっと見つけて、観たのです。
面白かったですよ。

上から二行目のびんとろ氏のブログでジャンプできまする~
by: 作左 * 2006/06/12 18:04 * URL [ 編集] | UP↑

そうか!どこかでこの映画の事は読んだと思ったら
びん様だったんですね。
その時、書いてあったあらすじにちょっと
引くものを感じてしまって、見ていません。(^^ゞ
ナスターシャ・キンスキーってお父さんも
俳優だったんですね。
初めて知りました。
by: hive * 2006/06/12 23:02 * URL [ 編集] | UP↑

ごめん、作さん、ビントロさんブログとごちゃごちゃになってしまったよ。相変わらずぼけてて、失礼しました。でも見てみたいわこの映画!
by: Omichan * 2006/06/14 13:19 * URL [ 編集] | UP↑
Omichan殿
是非、見てくださいね~i-179
気になる男性の二人だから、ゴッチャになったん?i-237
by: 作左 * 2006/06/14 17:50 * URL [ 編集] | UP↑

ははは、作さん鋭いな~。YESでござる。
by: Omichan * 2006/06/15 02:02 * URL [ 編集] | UP↑
ハイブ殿
返信がアトサキになってごめんなさいです。
この映画、重くて、深くて、清清しくて
映画というエンターティメントの醍醐味がちりばめられておりまする。

びんとろ殿に感謝でござりまする~

by: 作左 * 2006/06/15 10:43 * URL [ 編集] | UP↑

omichanから、作さんの映画の<フォカアチャア>を見てね、と言われ、探したけど見つからずURLを聞いてやってきました。どこが、<フォカアチャア>なのか教えてください。まさか、フィツカラルドの間違いではないですよね~アギーレ・神の怒り、は見ましたよ~
by: alalanet * 2006/06/22 19:45 * URL [ 編集] | UP↑
alala殿
ううう~、たぶん間違えだと思う~
か、ちがう方かも……i-237
by: 作左 * 2006/06/23 10:34 * URL [ 編集] | UP↑

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